大航海はまだつづく

ファイターズがアツい

先発7回無失点10奪三振、1日3本塁打。ドジャースの大谷翔平のあまりのすごさに、「ホームランがない日は調子悪い?」と錯覚する。昨日は、そんな大谷選手の古巣にして、私の地元のプロ野球チームのファイターズの逆転優勝がかかった試合があった。パブリックビューイングで応援するしかない!

負けたらおしまいの大一番

クライマックスシリーズ最終戦。先に4勝したチームが日本シリーズへ進む。ファイターズは、既に3敗して後がない状態だったが、そこから怒涛の3連勝。土俵際の力士のふんばりを見せるチームの底力と「何か起きるかも?」と思わせる新庄監督の采配に、野球にあまり興味がなくても、動向が気になる方も多いはず。

郡司選手の好プレー

試合は、1点を争う緊迫したものだった。5回のセカンドランナーの周東選手とサードを守る郡司選手のアウトの判定を巡ったチャレンジシーンは印象的だった。

セーフで追加点、アウトで攻守交代の場面。この時点で1-2で負けている日ハムにとって、追加点を取られるのは痛い。

周東選手といえば、2023年のWBC準決勝のメキシコ戦で村上選手のサヨナラ打で、大谷選手を追い越しそうになるほどの俊足。ファミスタのピノのような存在である。

柳町選手の打球は三塁線へ。郡司選手は、ベースを踏むかタッチでアウトを取るか、瞬時に判断しなければならなかった。だが、どちらを選んでも周東選手の足が勝りそうな際どいタイミング。塁審はセーフと判定し、球場がどよめいた。

すかさず新庄監督がチャレンジ。
リプレイ映像で、郡司選手が瞬時にタッチしていたことが判明した瞬間、球場は割れんばかりの歓声に包まれた。

すべては

試合はホークスが勝利。是非とも日本一になっていただきたい。敗北を喫したが、不思議と清々しい心境とともに、頭をよぎる…





日本一の伏線




敗北は紛れもない事実だ。ただ状況を一緒に整理したい。

「大航海は続く」というチームスローガン、新庄監督の続投決定、そして、大航海といえば、近頃、伏線回収が止まらないアニメ『ワンピース』この4年間は、新庄監督が描くシナリオの壮大なフリとしか思えない。

エスコンのマウンドでボスが宙を舞っている光景が浮かぶぞ。

決して現実から逸脱したものではない。勝てるチームであることは、数字から明白。BIGBOSSとして就任して以来、この4年間のファイターズの戦績は、

2022年 59勝 81敗 3分 .421(6位)
2023年 60勝82敗 1分 .423(6位)
2024年 75勝 60敗 8分 .556(2位)
2025年 83勝 57敗 3分 .593(2位)

と、毎年、着実に勝率を更新している。

あなたも「ファイターズ、もしかして優勝するかも…?」って思えてきたでしょう?

おまけ

北広島駅直結の「トナリエ」で、沼田町のクラフトビールをいただいた。沼田町以外ではここでしか飲めないらしい。2025年4月にできた全国初の公設ブルワリーで、元地域おこし協力隊の方が運営している。IPA独特の苦味とすっきりさが、両立して飲みやすかった。