Everywhere you look〜♪でお馴染みのフルハウス。NHKで放送されていたのが、懐かしいですよね。フルハウスの舞台は、サンフランシスコって知ってました?写真はOPの最後でピクニックしている公園。横並びのお家はペインデッドレディいう名所です。

ポートランドでサイクリングを実現する旅は、サンフランシスコからスタートします。最初から計画してたわけではありませんでした。安い飛行機を探すうちに、自転車、食べ物や本など興味関心とつながる点が多かったからです。海外経験豊富な方から「旅の目的は一つあれば大丈夫だよ」と背中を押してもらったのもあり、目的1つあれば、あとは流れに身を任せてもOKだなと。その結果、旅は、『サンフランシスコ編』『ポートランド編』『東京編』の3部になりました!


サンフランシスコは、カリフォルニア州の港町で赤い橋のゴールデンゲートブリッジが有名です。この街には2週間滞在しました。正直どんなとこだった?って聞かれたら、坂の街と答えます。斜度が20度以上ある坂がざらにあって、アップダウンが急でした。車がまるで坂道に吸い込まれていくような光景がみれます。
そんな激坂だらけのサンフランシスコを自転車でかっこよく乗りこなす集団がMASHSF(マッシュサンフランシスコ)です。MASHSFはサンフランシスコを拠点としたピストバイクのチームです。2007年、彼らの映像が世界中に広まりました。特に日本では、ピストバイクブームの火付け役の一つにもなった存在です。動画の10秒くらいから、画面上部の道の真ん中を降りてくる自転車。この街並み、音楽にのせて、見た目も乗り方も含めてあのスタイルが、カッコいい。
MASHにはマイク・マーティンさんという伝説の映像ディレクターの方がいて、彼を中心に映像を通して世界中にMASHの世界観を発信しています。実際のメンバーやライダーについては正直詳しくないんですが、とにかく「かっこいい」と思わせてくれる存在です。「あのMASHがこんな近くにいる」という事実にココロオドル。にわかだろうと、行くしかない!と意気込んでました。

ピストが好きな人なら、テンション上がること間違いなしのお店。

ボトルやパーツを窓越しに覗いていると、中から男性スタッフが出てきてくれました。それがなんとマイクさんだった!!

マイクさんは、気さくに挨拶してくださって、「オンライン注文して、ここで受け取るんだよー!」と丁寧に教えてくれました。看板の画像をよく見ると、Curbside Shoppingの文字。オンラインで注文したものを決まった時間に受け取りにくる買い物方式のことをいうんだー!知らなかった、、じゃあここはオフィスってことかな?
MASHを紹介した記事を参考にすると、
幸運にも招待された人や、数少ない「カーブショップオープンデー」に訪れた人のためのオフィス兼ミュージアムのような存在になりました。Mashは基本的に一人で運営しているということを忘れがちです。メールの返信、注文の準備、新商品の開発、試作品へのフィードバックの収集、写真撮影など、マイクがほぼすべての業務をこなしています。
と書いてありました(原文を和訳して引用)
マイクさんがひとりで運営されている。だからカーブサイドショッピングなんだ!と納得!

その時の私はやんわりな理解だったので、買い物はあとでしようと諦めました。がしかし、このままおめおめと帰っていいワケがない!!目と鼻の先にマイクさんがいる。隙あらば、MASHの何が好きか伝えようと決めてました。生成AIに英文変換してもらった画面を見ながら
Hey, Mike! I really like how MASH blends city,nature,and bikes into everyday life! Thank you!
と伝えると、マイクさんはHAHAHA!って笑ってくれました。本当はおすすめのルートあるかを聞きたかったけど、忘れてしまった。笑言っておいてあれですが、街と自然と自転車がある日常が好きなんだよ〜って改めて気づかされました。田舎すぎても、都会すぎてもダメで、遊び道具が日常にあって仲間ができる。それが文化になってたら最高だよなって。その世界の第一線で活躍される方に想いをぶつけてよかった。

帰る前、自分用に映像を撮っていたら、Tom!と呼ぶ声がしました。私のメッセージにマイクさんが反応してくれたんです。MASHを訪れたら、自転車が乗りたくなって、ローカル掲示板のcraigslistや自転車屋さんを何軒か歩いて探しました。結局サンフランシスコでこれだっていう自転車を見つけられず。サンフランシスコの坂道をガシガシにピストバイクで乗ってみたかったな〜。ですが、この判断がのちの素晴らしい展開に続いていきます。
Thank you so much, Mike!