Rivendell訪問記②

サンフランシスコでは安宿を転々としていた。この日は土曜で料金が高騰し、やむなく別の宿に移動することに。7kgごえのバックパックが時間が経つ度、肩に食い込む。すると、”You can drop your bag, it’s okay. Don’t be shy.”と気を遣ってくれたのがハリーさんだった。

ハリーさんは土曜日担当のスタッフだ。HAHAHA!って大きな声でよく笑う。ホームページによると、どうやら平日は銀行のエンジニアとして働いているらしい。平日は銀行のエンジニア、土曜はリヴェンデルのスタッフ。そんな働き方があるんだ!

私がこうやって目の前でどの自転車をじっ〜と観察している間でも、ハリーさんはお客様と楽しそうに話している。どんな話をしてるんだろう?すごく気になった。でも、聞き取れない。話しかけてみたくなった。

気づいたら、近くで休んでいたおじ様にHi〜😎って話しかけてた。「やあ、君は日本から来たんだね。私は、東京と沖縄に行ったことがあるよ。」「君は何乗ってるの?私は〇〇と〇〇を持っているよ。」おおおお!楽しいぞ!!!!話せばどんどん返ってくる!!「もし迷ってるならこの動画おすすめだよ。」とおすすめされた。偶然にも気持ちを落ち着かせるためにカフェでみた動画だった。日本の自転車屋さんのYouTubeはよくチェックしているんだって。

気づいたら13時をすぎていた。ハリーさんのご好意でお昼をご一緒させていただいた。自転車を眺めながらなんて、、贅沢すぎます。

ジョッキサイズの冷えたコーラ。片手じゃ持てないほどずっしりしたターキーサンドにガブっとかぶりついた瞬間、アメリカきた〜!!と叫びたくなった。食べながら色んな話をした。英語をどうやって勉強したのとか、なぜ旅をしているのとか、今までどんな仕事をしてて、これからどんなことをしたいか。”Right on! Cool!”って言ってくれて、背中を押してもらった気持ちになりました。

食べ終わって、台所で後片付けをしていたら見つけたコボちゃん。

かものはしも発見。プラティパス

帰る準備をしていたら、ローマンさんが、今回試乗した自転車のサイズなどを書き残したポストカードをいただいた。

よーく見るとCHOCO BARって書いてるけど、これはハンドルのことやで。

ハンカチをお礼にお渡しした。「誰かによくしてもらったり、この人だ!!って思ったらあげてもいいからね!」とハンカチをくれた姉の粋なはからい。まさか本当にその瞬間がくるとは。

帰る間際に「トムはいつまでいるんだい?来週の月曜はみんないるよ。」とローマンさんが教えてくれた。絶対行きます!と告げて、お店を後にしました。ローマンさんもハリーさんもお見送りしてくださった。感謝で胸がいっぱいになった一日だった。

つづく。